今年の桜は金沢で4月を待たずに満開となりました。ウィズコロナの中、始業式・入学式が挙行され新年度が始まりました。感染防止対策は気が抜けず、行事計画に苦慮され、不安がつきまとう中、マスク越しの生徒の笑顔に癒やされながら職務に励まれていることに敬意を表します。 全国的にメンタルケアが必要な人、生活に困窮する人の増加が報道されています。私たち教職員は生徒たち、とりわけ厳しい状況下にある生徒への支援を念頭に行動していく必要があります。
さて、この3年間で学校の業務量はどれだけ削減されたでしょうか。昨年度はコロナ下の状況でビルドされた業務があり、緊急のサポートスタッフなどの配置がありました。これまで「部活動の指針」や「学校業務の振り分け」等により、スクラップされたものはあります。また各学校での業務の平準化を進めることで、確かに時間外勤務の平均時間は減少しました。
しかし、現場の多忙感は解消されておらず、時間外勤務「年360時間、月45時間」の指針を超える方が多くいます。県教委は3年間のとりくみ総括を勤務時間管理データが揃う6月に予定しています。私たちも意識改革を進めることが大切ですが、県教委に思い切った新たな改善策を求めていきます。
今年度から勤務時間記録表のエクセルシートは、PC電源のON/OFF時刻が自動入力されるようになりました。実際の労働時間と差がある場合は、手入力を適切に行う必要があります。働き方改革を進めるためには、改ざんや過少申告はあってはなりません。もし、管理職から不適切な要求や時短ハラスメントがありましたら、書記局に相談してください。私たちはみなさんが安心して働くために「働き方改革」をあきらめません。みんなでワークライフバランスを実現させましょう。
執行委員長 山本 嘉宏